白田探訪記 その1
2013-09-07


ところで、普応寺の手前、高羽酒店の手前の三叉路ロータリーにも貫禄のある賽の神さまが鎮座([S]の地点)しており、この神さまは山側を向いていました。山側の道をずっと歩いてきた身からすれば、賽の神さまを右に正面から拝見できますが、北側には白田側の手前に2本の道があって、現在はメインになっているそちら側からすれば、神さまの背中をみることになります。

 

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奇妙な感覚に捉われたのを、後に案内してくれた湯ヶ丘の区長さんの話では昔は道路の山側にあって東側を向いていたと言います。それが三叉路のロータリーに移されたとき、山側に向けられるようになったのだそうです。道路事情の変化に賽の神さまも腰を上げざるを得なかったということです。
 


そんな山際の道を味わいながら、いつの間にか普応寺に着きました。前庭が広く、入り口の左側に10基の石碑が並んで迎えてくれます。いくつかはお地蔵さまや馬頭観音の字が読めました。また、万霊等もありました。

 

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この冬に白田側上流を歩いていたら、浄水場の先の枝沢で鉄砲打ちの仲間がシカの解体をしていたのを見る機会がありました。手際のよい処理にさすがはと感じ入ったものですが、一番左側にある「如是畜生發菩提心」と彫られた石柱はこの人たちの菩提心によるものではないかと想像します。本堂の扉を開けて賽銭を投げ、手を併せます。全体に粛然とした佇まいです。
 


入口の看板によると、昔は入澤山普門院と称して湯ヶ丘の入の沢(現在の大洞庵)にあったと書かれています。この大洞庵に石塔群があるそうで、次の標的、大洞庵をこれから探すことになります。


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