お絵かきさん
2010-10-20


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私は絵を描くのが子どもの頃から苦手で、今でも、例えばイラストなどもうまく描けません。うまく描ければホームページなどに使えて重宝するのに。子どもの頃にもう少し絵心を育てるべきだったと悔やんでも、今更どうにもなりません。

どうにもならないので、それではと絵の鑑賞のほうにまわるとして、これまであちこちの美術館には足を運びました。上野のいくつかの美術館へ特別展があると、よく女房殿と一緒に出向いたものです。そのほか千葉、渋谷、横浜、茨城の美術館、当地伊豆へ来てからも、池田20世紀美術館や上原近代美術館にも何度か通っています。

ですから、絵を描く人はとんでもない能力をもっているんだなと尊敬しますね。考えてみると、絵の基本は対象を良く見ることにあるのは先ず間違いないでしょう。見た通りのものを写実するか、対象から得たイマジネーションを絵にするかなどは基本が出来てからの話だと思います。

絵を良くする人はこの基本の上に立ってものを見る目を養ってきたわけですから、ものの本質やものごとの真髄にも鋭い目を持っていると考えられます。優れた画家に優れた批評家、世の鋭い警鐘家が多いのはそのためだと思います。

稲取漁港では特に市場前にずらりと並ぶ漁船が題材になるようで、若い人から年配者までグループでキャンバスに向かっている人たちを時々目にします。今日も久しぶりに数人の“お絵かきさん”の姿がありました。



[絵画]

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