2011-10-22
帰りに、谷津の入り口近くにある栖足寺を訪ねた。ここは河童の壺伝説で有名なお寺である。実は、この伝説については全く知らなかったのだが、今年4月に松崎の岩科学校で買い求めた「伊豆むかし話」(風光社発行)を最近になって読んだなかに、「河童のくれた壺」という話があって幾分か興味を持っていた。 いたずらものの河童が村人に捉えられて懲らしめられているところを、栖足寺の和尚さんに助けられ、その恩返しに和尚さんに壺を差し上げた。その壺を枕元に置いて眠ると、川のせせらぎのような気持ちの良い音が聞こえてきて和尚さんは安眠熟睡できた。 ある晩、その壺から突然、洪水のような音を聞いた和尚さんは過去に川が氾濫したときのことを思い出した。そこで急いで村人に知らせ、安全な場所に避難させた。そのおかげで村人の命が救われた、というお話である。 栖足寺の庭前に河童の立派なモニュメントがあった。残念ながら、壺は見ることができなかったが、谷津川が傍らを流れる寺屋敷全体の雰囲気がその物語を確かなものにしているようにも思えて満足だった。
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