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一昨日、役場前の船着場で元気がないカモメを見つけました。１メートル位に近づいても逃げないでじっとしているのです。そこでそっと更に近寄ると、さすがに後ずさりするかのように反応しましたが、結局、あと１０センチほど詰めたら触れるところまできました。

このカモメはクチバシが赤く、特に上のクチバシは赤と黒がはっきりしており、大きさも普通のカモメより大きいのでウミネコです。目つきも鋭いですね。あまり脅かしては可哀そうなので羽に触れるのはやめにして、写真を撮るのに専念しました。

人が接近しても野鳥が逃げないのは病気か、羽や足をケガしたか、何らかの原因があるので心配です。ただ、この場所は漁師のお兄さんが漁から帰ると、キンメ以外の獲物をカモメに向って投げているので、このウミネコはお兄さんの帰りを待っていたのかも。

気になるので買い物を済ませた後また来て見たら、同じような場所から斜めに飛んで近くの舫い杭の上に止まりました。１０メートルは飛んだようです。先ほども、この時も他にカモメはいませんでしたから、多分、あのウミネコでしょう。まあ、１０メートルでも飛べれば大丈夫かな？

〓カモメが騒ぐ　港の朝は　吹く風強く　凪待ち出船〓（徳造丸真　作詩　稲取漁港）
それにしても、カモメが大勢で騒ぐのは唄になりますが、一羽だけというのが気になります。