排水溝のない道端の草むらの凹みに何やら動く物体がいるではありませんか！一瞬身構えましたネ。近くに棒切れがないか、すぐさま護身を考えたのも束の間、全体が４，５０センチくらいの小動物だとわかり、ホッとしました。
タヌキかハクビシンかな？と、イノシシではないことを祈りましたが、近寄ったら、何とウリ坊のようです。胴体に横に幾つも筋のようなものが確認できましたから。彼はどうやら頭を土の中に突っ込んでエサを探していたようです。
草に隠れた写真を何枚か撮っていると軽トラが走ってきて、彼はその音で驚いて跳びはねたかと思うと、山の斜面にサーっと駆け上がって姿を隠してしまいました。一瞬でしたが、飛び出した時に見た姿は紛れもなくイノシシの仔です。テレビでよく見るあの可愛らしいウリ坊ですヨ。
残念ながら、今日のカメラは咄嗟にシャッターがきれないカメラで、撮れたのは逃げたあとの草むらだけ。檻の中にいるイノシシはいつでも権現様の手前で見ることは出来ますが、野生の、しかもウリ坊を見たのは長年山歩きをしていて今回が初めてです。
そんなウリ坊が成獣となり、里に下りてきて作物を荒し、ついには捕まえられて肉になるんですね。ああ・・・。
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