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伊豆稲取に移住してきたのは２００８年の１１月でした。町中を歩き回ることが好きな私は港を歩きながら、色鮮やかなキンメダイや見事な伊勢海老の水揚げの現場を目の当たりにして、これまでの環境とは違った新鮮な感動を覚えました。

山地区に上がればミカン畑が広がり、ハウス栽培がそこかしこに展開されています。伊豆稲取には海あり山あり、それぞれに生業が直結しています。そこに町民の方々の素顔を見ることが出来たのは、やはりこれ迄にはない経験でした。

そうした日々の散歩中にお会いした漁師や農家の方々から、その生業の実際をご教示いただけたことは、誠にこの上ない幸せです。また、ご当地の風俗習慣、歴史について教えを乞うことが出来たのも嬉しいことでした。

ところで、そのお会いした方々の数を合計したら、１００人を優に超えているのに気がつきました。そこで、ある基準を設けてスクリーニング（選別）し、１００人にまとめたのが冒頭の図です。

結果は、東町１２名（女性１）、西町１１（３）、田町３９（１０）、水下１７（１）、入谷２１（６）になりました。稲取の各区の人口データーは手元にありませんが、割合からすると、この数字に近いのではないかと思われます。私としてはそのときどきにランダムに面接しただけなので、結果から見て、この数字の割合には満足しています。

職業構成は、農家２４、漁師１２、その他（会社、ホテル店舗等経営、大工左官など）３０、無職３４でした。性別では上記を合計すると、男性７９名、女性２１名。年金生活者（無職）３４名のうち、畑仕事をしている人は男女合計２７名にのぼりました。

こうした方々との触れ合いについては一部、当ブログにも紹介しております。百人が百の顔をお持ちなのは当然で、それぞれの顔が私どもに様々なことを語りかけてくれています。かけがえのない財産を頂いたものと、あらためて感謝しております。