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一部青空が見えているのに、空全体がどんよりとネズミ色に垂れこめている中、少しぐらい降られても好いようにヤッケを着て、裏山に上がる。
いつものように親水広場へ向かうと、道の両サイドに白い綱が張ってあった。人を導くコース設定のようだなと思ったとき、今日がクロスカントリー開催の日であることを思い出した。やがて声がして親子連れが軽くランニングしてくる。競技前のウォーミングアップのようだ。
帰るとき、コース上でランナーの邪魔をしたくはないので、ぶら下がり機を使った懸垂運動や振り子運動の私なりのメニューを早めに切り上げて、コース外に出てからスタート・ゴール地点に廻ってみた。
既に時刻は９時半を回っていたが、フィールドの人の姿は幾分少な目だ。それでも、続々と列をなして体育館の中に消えてゆく人達の姿があった。雨で出足は鈍っても、明るくなってきて人も集まって来そうである。
コースを一部歩いてみて、水溜りの箇所が２～３か所あったのみで、コースコンディションは先ず先ずと思われる。これなら出場者もそれぞれベストを尽くして走れるだろう。健闘を祈って下山した。
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