下田の道の駅で「遊画展」
2021-11-15


下田の道の駅、開国下田みなとの特別展示室(2階)で第17回遊画展が開かれています。先週の土曜日から始まって今週木曜日(18日)まで、10時〜17時開催、最終日は15時終了となっています。去年は新型コロナの影響でお休みだったそうです。 

「遊画展」の仲間の一人鈴木ますみさんが女房殿とバレエの仲間だったことから関係が現在も続いており、きのうは女房殿と午後から覗いてきました。 

水彩画、油彩画、鉛筆画、アクリルと多彩で、なかでも風景画で惹きつけられた作品が他の会員では2,3点ありました。 

さて、ますみさん自身の作品です。

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左の絵が最近のもので、右が高校生の頃の心境をイメージして3〜4年前に描いたものだそうです。右の絵はお母さんが手のひらを上に向けています。即ち、我が子を迎えようとしています。おいでおいでをしていると考えられます。こちらは比較的明るい舞台です。ところが、子どもは暗いステージへ母親から離れようとしていますね、それも大急ぎで、あるいは一心不乱に。

この絵の場合、母親と子どもが実は自分の心に同時に内在するものと考えてみると、激しくもデモーニッシュ(悪魔的な)ものを懸命に抑制しようする心と、それに強烈に抵抗しようとする別の心が働いて簡単には溶融できない混迷を感じます。

しかし、母親が両手で迎えようとする姿勢をあらためて見てホッとすると、子どもの悪魔的なものが単に乱暴な、いや、悪戯っぽい、鬼ごっこのような挙動に思われてくるから不思議です。子どもの手足の動きが殊の外、愛おしく感じられるではありませんか!

左の絵は、美しい夢のような妖精を描いている腕に着目です。わざわざ筆を持つ手を登場させたことで、作者は何を語らんとしているか?こんなにも美しい妖精を描くことが出来る、創りだすことができる作者の揺るぎない自信でしょうか?

健康を取り戻した彼女にお会いして女房殿ともども晴れやかな気持ちで会場をあとにしたのでした。

過去に書いた記事も読んで見て下さい。

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